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冷し伊勢うどんの美味しい食べ方
2005年 08月 12日
昨年より弊社でも始めさせていただきました、「冷し伊勢うどん」ですが、おかげさまでなかなかの好評を頂いております。 ところが、好評を頂いてはいるのですが、中には 「思ったより美味しくなかった・・・やはり伊勢うどんは温かい方がいいわ!」 「冷してしまうとモゴモゴして食べにくい・・・」 と言ったお声も頂きます。 ですので、少し冷し伊勢うどんについて、美味しい食べ方と言いますか、作り方をお話させていただこうと思います。 1)あらかじめ、氷水をご用意くださいませ。 2)まずは、大きめのお鍋にたっぷりとお湯を沸かし「伊勢うどん」を入れます。 (大きめのお鍋は、深さよりも大きさを基準にしてください。口が狭くて深いものよりは、口が大きければ深さは多少浅いものでも構わないですね。) 3)次に2,3分ほど茹で、麺の表面にほんのり透明感(つや)が出てきましたら、火を止めザルなどに麺を移します。 4)ザルに移したら、用意しておいた氷水でサッと麺を冷します。 実は、冷し伊勢うどんのポイントは、この麺の冷し方で、あまり冷しすぎてしまいますと、 元々太い麺ですので、硬くシマりすぎてゴワゴワしてしまうんですね。 理想を言うと、表面は冷たく、中はほんのり温かさが残っている。という状態。 氷水に麺をくぐらす程度で良いと思います。 5)こうして冷した麺を器に入れ、タレをかけたら出来上がり。 薬味は、ねぎ、とうがらし、しょうがなどお好みのものをご利用下さいませ。 (ちなみに、わたしは唐辛子よりおろししょうがの方が、好きです。中には「わさびを入れたら美味しかった!!」とのお声もあり、皆様いろいろと試されていらっしゃるようです) 最後に、「冷し伊勢うどん」と言うものは、ほんの数年前に出てきた伊勢うどんの食べ方です。 それまでは、伊勢うどんは真夏でも熱いのをハフハフ言いながら食べてきました。 もちろん今でも伊勢では、熱いのを召し上がられる方が多いです。 ですが、およそ360年前、おかげ参りに来られた旅人のために、浦田町橋本屋七代目、小倉小兵さんが、それまでは家庭でしか食べられて無かった伊勢うどんを、うどん屋として開業して出されたように、やはりこの「冷し伊勢うどん」という食べ方も、参宮に参られた方からのお声で始まりました。 じっくり冷やすより、サッと冷して提供する冷し伊勢うどんは、やはり、「お待たせしない」という伊勢うどんの性格そのもの何でしょうかね・・・
by iseudonyasan
| 2005-08-12 19:01
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